近代シルクロードについて
10月29日、30日は須坂市としては、初めてのシルクサミットが開かれました。
29日は須坂市誌編さん室の先生方による講演と、慶応義塾高等学校および信州大学大学院の学生さんによる調査事例報告、そして博物館ボランティアによる町並み遺産の説明がありました。
断続的な聞きかじりではありましたが、須坂と生糸の町との関連がよく分かっていただけたのではないかと思いました。
2日目の30日は、3コースに別れ、製糸遺構の町並みをめぐっていただきました。短い時間ではありましたが、シルクについて興味をもたれる方達には、それぞれ遺産の語られるものを受け取られていかれたと思います。
2日間を通して感じたことは、お集まりの皆さんが、シルクに対する熱い情熱をお持ちになっておられるということが、伝わってきたということです。
コースの出発時或いは到着時に博物館見学がありました。
現在博物館では「近代シルクロード起点のまち須坂」の特別展を開催しています。製糸に関する展示は常時2階に展示されていますが、今回のみの新しい展示物があります。今回県立歴史館の「信濃国埴科郡西条村六工社製糸場之図」が展示されました。六工社に比べて須坂の器械製糸は小規模でしたが、東行社の結社更には須坂製糸産業の発展につながりました。
今回は吉田博画伯の須坂町風景の絵が飾られています。製糸業盛んだった当時の工場の煙突が林立しています。
また「大倉製糸須坂工場のステンドグラス」の実物も展示されました。
30日は機織りの実演もされていました。コットンコットンとリズミカルな音がしていました。
次回は11月11日(水)1時半から実演があります。
11月18日(水)1時半からは、須坂最後の製糸業を守った北村製糸の北村五八さん他の思い出話をお聞きすることができます。
更に生糸の移出、燃料移送に係わった現在の長野電鉄、信越線との関係など大変不遜な言い方で恐縮でありますが、この展示については、鉄道好きな人にとっては、嬉しいことかとも思います。
開催期間は10月27日から11月29日までです。
問合せ先 須坂市立博物館 026-245-0407
電子メール s-hakubutsukan@city.suzaka.nagano.jp
臥竜公園を歩くと、色々な木々が植わっていますが、その中でも
南部地域公民館前にひと際そびえ立つ木があります。

実はこの木、『生きている化石』とも言われる珍しい木なんです。
この木についての紹介が木のたもとに看板があります。手前味噌で恐縮ですが博物館発行の「臥竜山ハンドブック第4集 臥竜公園の樹木」でも紹介しています。
↓
『1941年に三木茂博土が、絶滅した新属の植物として化石から命名した樹木である。それが、1946年に中国奥地で生き残りが発見され、採集した種子がアメリカで育てられた。戦後日本に入ってきたメタセコイアはそれで、現地では水杉と呼ばれているように谷間に生える木である。臥竜公園内に植えられているメタセコイアは、昭和26年須坂市出身の元枢密院議長原嘉道氏の令息東京大学教授原寛博士がアメリカから入手し、原家ゆかりの須坂町に贈られたものである。当時幼苗のため、育苗を当時の上原吉之助町長が自宅で行い、昭和30年4月11日、須坂市がこの木のようにすくすくと伸び、永久に繁栄することを願って植えられたものである。』
須坂市立博物館では、「臥竜公園の樹木」を200円で販売しております。
皆さんもこのハンドブックを片手に紅葉で染められた木々を観察しながら公園散策はいかがでしょうか![]()
お問合せ先 須坂市立博物館 026-245-0407
電子メール s-hakubutsukan@city.suzaka.nagano.jp